[POINT4]断られた理由を聞くことが大切

不動産の購入は、決して安い買物ではないだけに、誰もが何回も経験するものではないですよね。不動産を良い条件で売りたいという人がいれば、反対に良い物件をもっとも安い金額で買おうとする人がいます。そうした不動産の動向、地域ごとの相場や市場性など、各種情報を優位に使いこなした人が、より良い成果をあげるのだと思います。しかし、その情報の入手が実に大変です。

内覧こそが売却活動における情報収集の最大のチャンス!

そう考えると、ご購入を希望される方が内覧にいらした時は情報収集の絶好のチャンスです。なぜなら、売主様の物件をわざわざ見に来てくれるのですから、その物件そのものに間違いなく興味がある方なのです。ただ、購入希望者は複数の物件を見比べ、物件を絞っていきますから、あなたの物件は一候補と考えていても選ばないかも知れません。選ばれなかったとしても、来て実際に目で見ていただいたことに価値があります。その物件が選ばれなかったのには、必ず理由があるはずなのです。 それを必ず聞くことが重要です。その情報は何ものにも換えがたい貴重な情報となりますし、真の生きた情報となります。

改善を積み重ねることが成約につながります!

そのようにして購入希望者の意見などを聞きながら、改善できるところは改善し、成約につなげていくことが重要なのです。例えば、隣の家との間が近すぎて、部屋の窓から隣の家が丸見えだったとします。そこが、 あまりいい感じがしなかった、それが気になったと言われたのならば、隣宅との境に木を植えたり、窓をくもりガラスに換えたり、ブラインドを下げておくなど、何かと考えられる対策もあるでしょう。売主様は、今まで長年住んで慣れてしまっているので、自分たちでは気付かないことを指摘してもらえるのですから、内覧は最高の情報収集と成約につなげる最大の機会なのです。