[POINT3]買主様の立場になることを心がける

不動産を購入しようという方は、必ず物件を複数ご覧になっています。一軒だけを見て「これに決めた!」なんていう方は、極まれではないでしょうか?何軒も家をご覧になるというのは、買主様側の心情を考えれば理解できますよね。不動産は掃除機や洗濯機を買うのとは訳が違います。

一生に一度あるかないかの大きな買物、それが不動産なのです。

当然失敗したら取り返しがききません。洗濯機程度なら、失敗しても多少がまんして使い続けることもできますし、最悪、買い換えれば済みますが、 さすがに『不動産』ほどのものになると、そう簡単には買い替えなんてできません。人はどんなものでも、少しでも「安く」、少しでもいいから「より良い」物件を、「安心できる」方法で手に入れたいと思っているのです。最近はインターネットで家電などを購入する方が増えていますが、これは単にインターネットショッピングが楽だからという訳ではなく、性能や価格の比較ができ、商品を理解した上で買えるからというのも大きな要因になっているのだそうです。人は、買い物で失敗をしたくないという心情は誰にでもあるものです。

不動産売却がうまくいかない理由No.1は「価格設定=値段の付け方」

売主様が失敗する原因の一番は、価格設定だといわれます。どんなに物件の内容が良くても、周りの物件や市場価格と比べて、明らかに高すぎる価格設定をしてしまえば、内覧数は多くともなかなか売れず、売れ残ってしまいます。売主様は、まず買主様の立場に立ち、「もし自分が買う側なら、この価格なら買うだろうか?」と常にそうしたことを考えながら買い手と接することが重要なのです。