物件を売りに出してみたものの、あれから随分経つな…。なぜ売れないのだろうか?もしかしたら、価格が高すぎたのではないだろうか?それとも、今が売れる時期ではないのだろうか?

売れない理由はさまざまです。確かに価格面での問題もあるでしょう。不動産が動く時期というのは、一年を通じて必ずありますから、それも要因かも知れませんね。

それ以外にも、景気の動向や、補助金や税率変動などの公的な問題。さらには、金融機関の利率の問題などもあります。実にさまざまな理由はありますが、その理由をひとつずつ明らかにしていき、改善すれば売れるような要因であれば、売れていいはずです。

売れないなと思ったら、まずは売買専門の不動産会社に相談してみると良いでしょう!人気のあるエリアならば、通常は販売開始から1カ月~3カ月以内で売却できることが殆どなのです。

その期間が過ぎても売却できない場合は、何か”売れない”問題があるのだと考えましょう。

売れない最大の理由はズバリ「価格」です。

実は売れない理由として最も多いのが相場と売出し価格とのズレです。理由は簡単、売主様にとったら、どうしたってご自身の物件はよく見えるものですし、新築時もしくは、居住中に「アレも修理したし、これもリフォームしてお金を掛けた!」など高く売りたい理由は様々です。よって、当然、相場よりも少し高めな価格設定にしたいと思うのも理解できなくありません。しかし、よほどのサプライズ物件でもない限り、売却には客観的な視野が要求されるのです。

「どのくらいのお客様が内覧にきたのか」
「具体的に購入に前向きに検討したお客様がどのくらいいたのか」

などが重要です。

それらのデータから、果たして今のままの価格で売れるのかを冷静に判断すれば良いのです。その結果、「もう少し価格を下げる必要があるな!」と思うこともあるでしょう。

もちろん、価格以外の問題がある場合もありますから、それも十分に検討しましょう。価格を下げる時には、ある程度の思い切りが必要です。2,100万円の物件なら1,900万円、若しくは1,800万円というようにズバリとやりましょう。

数十万円程度を徐々に値下げすると、買主側からすると「また下がった!もう少しするとまだ下がるかも!」と言うような心理状態が芽生えてきます。